宮本及び「ガイジン・エッフェクト」

毎日このつまらないブログをやさしくお読みになる方がいらっしゃいます。感動しました。
今日、時間があまりないので、ある名前だけを紹介したいと思います。それは「宮本常一(つねいち)」です。僕に非常に大切な著作者です。実は僕はヨーロッパの宮本派を研究している唯一の専門家になろうとしている研究者です。まだぜんぜん偉くありませんが、宮本常一の作品を読まない日がありません。宮本は、「サムライ」か町人でない日本人の心を理解するように一番役に立つ著作者だと思います。町以外、(民俗のことだけではなく)日本のこと全部を調査・研究・分析した人でした。
宮本常一の名前さえを知っている日本はまだ少ないですね。そう言えば、その人たちは「常一」を「ジョウイチ」と読むこたがよくあります。ところである日、僕はその読み方を間違えた人に、「すみませんが、「ジョウイチ」と読みません。「ツネイチ」と読みます」と直したが、その人は「ジョウイチ」と言いつづけました。なぜでしょうか。「ガイジン・エッフェクト」が起こったのかな。(いつか、またその概念について説明するつもりです)
とにかく、宮本常一の書いた200冊ぐらいの本を一冊ずつ読むと、(外国人でも)日本(人)の習慣、考え方、物、職業などの意味が分かるようになります。
たとえば現在、宮本の傑作と見なされている『忘れられた日本人』を読んでいます。日本で見た現象の古い形がそこで描写されているので、読んだときに少しびっくりして、数年前に感じた感情を思い出して、当時の僕のその感情と現象そのものを分析しています。
今日はここまで。宮本常一についてまた数回書くと思います。お疲れさまでした!